| 勝どき橋を渡ったところに、戦後の木造住宅が残る一画がある。狭い道に隣同士が寄り添うように建っていて、子供の頃遊んだ路地裏が今でもそこにあるような錯覚を覚える。その中にあった電気屋さんらしき家を覗き、厚かましくも写
真を撮らせてもらう。家の中の道具が職人の歴史を感じさせてくれる。そこから少し歩いた角の自転車屋さんのおじさんに話を聞くと、この一帯も三年ぐらいでビルになるんだと教えてくれた。子供の頃から遊んでいた裏の路地で記念に写
真を撮らせてもらう。隣の酒屋さんで、あべこべにも缶ビールをおごってもらう。
勝どき橋の夕暮れ時だった。 |
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